ランニングシューズは、速く走るためでなく、ケガを予防するためのもの。
ランニングを始めたいと思ったら、まず先立って準備する物は、ランニングシューズです。
走りやすいということもありますが、それよりもケガ予防のために必須です。
では、どんなシューズを買ったらいいんでしょうか?
いろいろ考慮するポイントはあるかと思いますが、
下記の主な3つがあげられます。
①自分の足との相性
②衝撃吸収機能
③安定性
①自分の足との相性
これはやはり、実際に履いてみるのが一番です。
縦寸だけでなく、横幅も狭い、広いの種類があります。
また、メーカーによっても相性の良し悪しがあると思いますので、
いろんなメーカーのいろんなタイプのシューズを履いてみて、
きつ過ぎず、ゆる過ぎず、少しだけ遊びがあるくらいの物を選ぶといいと思います。
②衝撃吸収機能
ランニングは、軽いジャンプの連続です。
一回だけなら、強い衝撃でなくても、
何千、何万回と着地を繰り返していると膝関節周囲などにかかる負担は大きくなってきます。
特に初心者の方は、走るための筋力やアライメントが備わっていないケースや
走る技術が備わっていないために、
股関節をうまく使えなくて、膝で衝撃を受けすぎるケースも多いものです。
地下足袋のようなシューズもありますが、(地下足袋シューズも良い面はあると思いますが)
走る場所は、アスファルトなどの固い路面が多いですし、
衝撃吸収機能のあるシューズをチョイスされるのが無難かと思います。
③安定性
着地の時は、衝撃を逃がすために足首は内側に倒れるような動きになります。(プロネーションといいます)
それ自体は、自然な反応なのですが、度が過ぎる着地を繰り返すと(オーバープロネーションといいます)
足首、アキレス腱、足底、膝...あらゆる箇所にトラブルが発生する可能性が高くなります。
特に初心者の方は、体幹や股関節、足首の安定性も低い方が多いので、
オーバープロネーションになる可能性が高いです。
そのオーバープロネーションを抑制するような安定度の高いシューズがありますので、
それも選択肢のポイントとして頭に入れておきましょう。
次回は、買い替え時など、ランニングシューズとの付き合い方についてお伝えします。