特に女性ランナーは、常に貧血を頭に入れておきましょう。
「最近、頑張って練習しているんだけど以前より走れなくなったな...」と感じることはありませんか?
原因は一つではありませんが、一番に疑って欲しいこと。それは、「貧血」です。特に女性は。
練習にまじめに取り組んでいるとあるお客様ランナー。「前よりきつそうだな...」という感じを受けていたので、貧血検査を勧めました。
すると案の定といいますか明らかに「貧血」という検査結果。こんな数値ではとてもじゃないけど走れないよな...と変に納得してしまいました。
このランナーの方は、しばらくランニングはお休み。しばらくゆっくりペースで、コンディショニングエクササイズを中心に行っていきます。
鉄剤は処方されましたが、それだけでは貧血は改善されませんので、この機会に食事や睡眠など改善に取り組んでいただきたいですね。
ご本人は、しばらく走れないのでストレスもあるかもしれませんが、
結果的には、走れない原因が「貧血」にあったということで、ひとまず良かったかなと思います。(ご本人も結果を受け入れていました。)
原因がわかればそれを解決するための行動をとっていけばいいんですからね。
僕としては、もっと早くアドバイスできていれば...と若干の後悔もあったので、みなさんにも知っておいて欲しいということでこの記事を書いています。
ランニングは、何万回と繰り返される着地の衝撃がありますので、他のスポーツと比べても貧血のリスクが高いです。
なので、「なんでこんなに頑張っているのに呼吸がすぐに苦しくなるんだろ?」そんな症状が続いたら、貧血を疑って検査を受けてみてください。
もっと言えば、特に女性ランナーは定期的にチェックすることをお勧めします。予防が大事ですし、貧血も酷くなるとなかなか元に戻らないですし、日常生活にも影響が出てきますからね。
決して、「たかが貧血」と侮ってはいけませんよ。