初心者ランナーの方へ「その道を通った後の景色がいいんですよ」
いざランニングを始めてみたら、すぐに息がハァハァしてしまって、イメージどおりに動かない自分。
少し走れるようになって、距離を伸ばしてみたら、膝が痛くなってしまった...
こんな時に、自分だけ取り残されたように。自分だけ悲しい運命を背負わされた気分になりがちです。
でも、本当に自分だけなんでしょうか?
見た目は颯爽と走っているランナーも最初から颯爽と走れていたなんて人はいません。
また、楽しそうに走っているランナーの中には、他人には言えない事情を抱えている人も大勢います。
僕だって、自己記録を連発する時期もあれば、レースを棄権したこともあれば、脚を引きずりながらゴールしたこともあります。
いろんな失敗と言われるような経験も積みながら、自分なりに知恵を絞って取り組み続けてきた結果、
少しずつ記録も伸びてきたし、ランナーらしい体型にもなり、楽しみ方の幅も広がってきたわけです。
今思えば、ランニングを始めた当初は、過去の自分や周りのランナーと比べて、自分を大きく見せようとし過ぎていたような気がしますね。
だから、思い通りにいかないことがあっても、他人や若かりし頃の自分と比較して落ち込まないで、「みんな失敗しているんだ」「みんなこの道を通っていったんだ」と思うようにすればいい。
きっと、その道を通った後に、それまでに見たことのない、感じたことのないような景色が広がっていると思いますから。