先日、空手家の方の講演会とメンタル関連のオンラインセミナーを受講しました。
一見、異質のものと思うかもしれませんが、本質的には共通するところも多くて面白いというか、自分を見直す機会になりました。
両講座を受講しての私なりのキーワードは、
自分を知ること。
やるべきこと、向かうべきところに気を向ける(集中する)こと。
純粋に楽しむこと。
これらのキーワードも互いにつながっていて、
混じり気のない素の自分を知ることで、やりたいことに意識や行動が集中していき、
人生が楽しく豊かなものになる。
そんな風に捉えています。
逆に言えば、自分と向き合えず、周りを気にして、周りの声(情報)に左右されて、
ほんとにやりたいことに気づかず(集中できず)に行動を選択していると人生が窮屈なものになるよな…と。
私は、仕事柄ランナーの方と接することが多いですが、着実に成長していく方の特徴としては、総じて「ピュア」だなと感じています。
スタート地点が、全くの未経験であれ、60、70歳過ぎていようとも関係ない。
自分が純粋にやりたいと思うこと、こうなりたいと願うことに向かって真っ直ぐに取り組める。
もちろん、調子を崩すこともあるし、進歩が停滞ぎみになることはあっても、現状を受け入れながら諦めることはない。
辛い練習も自分に必要なことだと思い、頑張れる自分を誇りに感じている。
他人からムチを入れられなくても(時には刺激があった方がいいけど)、他人から称賛されなくとも(称賛されたら嬉しいけど)、自分自身がワクワクして楽しめているから、「頑張って努力している」という概念すらなくなってくる。
この4月には、
65歳にして宮古島トライアスロン(スイム3キロ、バイク123キロ、ラン30キロ)に初挑戦した方。
UTMFという富士山麓を巡る164キロに及ぶトレイルレースに初挑戦した男女2名の方。
見事に完走されました。
お三方ともに学生時代からバリバリの運動部ではなく、どちらと言えば運動音痴(失礼ながら)という部類に入るような感じ。
もちろん最初から体力も技術も高いレベルではありませんでした。
それでも、共通して
「人間的にとってもピュアで、思い描く自分に向かって、楽しみながらひたむきに取り組める」
ので、
「気づいたら、とうとうこんなところまで来たよ」(私よりも強くなっていきました^^;)
そんな感じです。
「どうやったら楽に走れるようになりますか?」
「どんな練習したらフルマラソン、ウルトラマラソン走れるようになりますか?」
それらに合った技術的なこと、練習方法などは無数の選択肢が存在しますが、いずれにせよすぐに結果が現れるものではないわけです。
また、努力、忍耐、一生懸命…
いつもこんな気分で取り組んでいたら、一時的に結果が現れたとしても長続きはしないでしょう。
窮屈で苦しいから。
だとしたら、
純粋になりたい自分を想像して。
現状の自分の力量や環境と折り合いをつけて。
一時的にキツイことも楽しんで、壁にぶち当たっても当然のことだと受け入れて。
時には、サボったっていいんだし。(やりたくない時は、ただ疲れているのかもしれない)
方向性さえ失わずに継続して取り組めていれば、自ずと結果は現れてくるものですよ。
スタート地点は関係ない。
やりたいことがあれば、やればいい。
なりたい自分があれば、そこに向かって進めばいい。
考え方はいたってシンプル。
「ピュアな心を大切に」
自分だけの人生を楽しんで歩んでいきたいものですね。